妻には愛を。
そして不倫相手には恋を抱くものです。
その違いは、心の位置。
愛という漢字は、心が真ん中にありますが、恋という漢字は下に心が来ています。
つまり、下心があるから恋なのです。
だからといって、下心は不順とは言い切れません。
恋愛とは、恋と愛が横並びに位置していますが、最初の位置に恋がきています。
字のごとく、心ときめく恋は、愛にも勝るのです。
では、その恋人である彼女に、彼はいったい何を求めているのかをご紹介したいと思います。
男の本音1 不倫の恋であっても束縛はしたいし嫉妬もする

妻には安定した愛情をもってはいても、心ときめくことはありません。
だから不倫の恋愛をしているのです。
一晩限りの関係ではない場合はとくにそう。
自分のことはさておき、彼女に対しては真剣な恋愛感情を抱いているので、多かれ少なかれ、人として当然の感情である嫉妬や束縛感情を抱いてしまうものです。
・不倫なのでかなり彼女には気を使わせてしまっているけど、合コンとか行ってほしくない。自分より若くて良い男がいそうだから(笑)(36歳 美容師)
・罪悪感があるから言えないけど、じつはもっと彼女を束縛したい(39歳 会社員)
どのような関係であっても、恋をしているなら、嫉妬もするし束縛もしたくなる。
ですが、不倫という間柄、中々口に出すことが難しいようです。
言葉には出さないけれど、実は嫉妬心を抱いてしまっている、というのが本音。

男の本音2 怒らない、愚痴らない、癒される女性が良い

・疲れていても態度に出さず、文句ひとつ言わずに世話をしてくれる彼女。妻とは大違い(40歳 金融業)
・妻は愚痴ばかり。ポジティブで明るい話題をしてくれる彼女に助けられています。(30歳 会社員)
・すぐにヒステリックになる妻。子育てのストレスもあるけど、やっぱり理想は何をやっても怒らない女性が良い。(28歳 派遣業)
・ずっと話を聞いてくれて、いつもニコニコしてくれる彼女に癒される。(33歳 歯科医)
常識では得られない天使のような女性を、男性は求めてしまうようです。
彼が落ち込んでいる時は優しくそばにいる。
話をしたがっている時は、うんうんと笑顔で聞いてくれる。
彼女の話す内容はいつもポジティブ。
疲れている時は逆にそっとしておいてくれる。
このような天使像が理想のようです。
しかし、理想と現実は大きく異なります。
マリア様のような素晴らしい女性が、いったいこの地球に何人存在しているのでしょう。
女性とて人間です。
このように天使のような女性は、罪悪感のある不倫には走りませんし、彼に癒されたいし、愚痴も聞いてもらいたい。かまってほしいし、ムカつくことだってしょっちゅうある、というのが女性の本音。
心に湧き立つ葛藤と戦い、ぎりぎりのラインで立ち、どうにか日々を過ごしています。
それでも、男性は天使のような彼女を求めてしまうのです。
関係を安定して続けるためには、もはや自分との闘いです。

男の本音3 安心できる距離感を保てる女性が理想

・依存してきて重い。結婚したいオーラを感じたので別れる予定(36歳 会社員)
・いつもそっけない態度なので、逆に遊ばれているのかと不安になった(33歳 自由業)
守らないと継続が困難になるともいわれている不倫鉄の掟。
【嫉妬しない】【重くならない】【悪だくみをしない】
主に女性に科せられる傾向にあり、多くの女性がこの掟に苦しみます。
男性たちは、自分の事情はさておき、彼女には鉄の掟を期待するので、なんて自分勝手な人たちばかりなのでしょうか。
そうわかっていても、継続を願うのなら、彼の期待に応え続けなくてはなりません。
奥さんに嫉妬を抱いても気づかれてはいけませんし、態度に出すなんてとんでもない。
大好きすぎる感情を、表面ではコントロールできているよう繕いましょう。