不倫体験談〜大好きすぎて…長すぎる春〜

始まりは私が飲食店で勤めていた時の事…

接客してる時に着いた彼。
私と彼の年の差は10才。

目が合った瞬間、なぜが懐かしい感じがした。
初対面なのに凄く話が弾むし会話が途切れない…

この人いいなと思って連絡先交換！
1カ月後…見事告白されました（笑）
トントン拍子で運が良すぎるなと思ってました。

当時の私はまだ10代で彼と同棲したいな！結婚できたらいいな〜と淡い希望も抱いてました。
ところが付き合って2ヶ月後…彼から「実は元カノの結婚しなくちゃなんだ…」と言われた。

心の中に雷が落ちた気分だった。

そして…別れようかと言ったら「結婚するけど元カノの事は好きではない。落ち着いたら離婚する」と定型文のようなセリフ…

若かった私は彼を信じ切ってたので「私は好きだし別れたくない。待ってるよ」と言ってしまった…

ここから私と彼の不倫スタート

今までと同じように毎日連絡したし毎日電話もした。

時間があったら少しでも会いに来てくれるし幸せだった。

想像してるより普通の恋人同士みたいだった。

毎週彼が休みの日は朝から夜まで一緒にいれたし1ヶ月に1回は買い物やデートもした。
でもなかなか一緒にお泊まりする事はできないし夜は連絡がなくなる。

これが私には辛かった。色んな妄想に駆られ泣く日々…
夜が辛かった。
私にはなかなかできない衣食住が奥さんはできるんだと…

一番辛かったのは年末年始に義実家に行く事。
4泊ぐらいするから4日間連絡できない。

私とも仲良くやってるけどあっちも仲良くやってるんだと現実を突きつけられる。
時間過ぎるのが遅いから連絡がつかない間はバイトをした。
仕事をしてる間は彼の事を考えないで済むから。

彼が帰ってくるといつもの日々が戻ってくる。
毎週会って一緒にデートや買い物。

付き合って2年経つと一緒に旅行もできた。

初めて3泊の旅行に行った時はこのまま死んでもいいってぐらい幸せだった。

そこからは定期的に旅行も行ったしお泊まりもした。

本当に普通の恋人同士だと思えた日々だった

でも3年経っても4年経っても彼は離婚しない。

思い切って聞いてみた。

「離婚しないの？」と。

彼は「義実家によくしてもらってるし離婚できない。世間体もある。」と。

世間体があるならなぜ私と付き合ってるんだろうとモヤモヤした。

それでも4年付き合ってると彼と一緒にいるのが当たり前だったから…私の当たり前の生活を崩したくないから別れなかった。
もしかしたら離婚するのかなと最初よりもっと薄い淡い気持ちを抱いて…

それからも私の当たり前の彼との生活は続いた。
6年経っても7年経っても仲がいい。

たまに喧嘩するけど仲直りするし最初の頃と変わらない気持ちのままだったし最初の頃よりいつの間にかもっと彼の事が好きだった。
凄く好きだからこそこのままずっと一緒いてもいいのかなと8年経った時にふと思った。

こんなに好きな彼に奥さんとの生活を壊してほしくない。
偽善かもしれないけど好きな人の幸せを壊してほしくないと。

この考えがまとまった時に彼と別れようと決断した。

好きだからこそ別れたい　打ち明ける勇気

彼に正直に話した。

好きだからこそ大切な人だからこそ別れると。

彼はビックリしてた。なぜなら話す前日まで旅行してたからだ。

私は別れる覚悟をして旅行してた。
最後は彼と長い時間一緒にいたいと思ったから。

彼の笑顔を見たかったから。
彼は別れるのを嫌がる。お互い泣く。でも私の気持ちは変わらない。別れる事を…

別れたあと彼は一時的にボロボロになってた。それを人づてに聞いても私は助けない。
私も食欲不振になり10キロ痩せた。

私も苦しんだ。
彼から電話が来てもLINEが来ても折り返さない。

彼の声を聞いたら会いたくなるから…

未練の残る彼、新たなスタートをきる私

お互い落ち着いた半年後初めて電話に出た。

これからは友人になろうと言う提案だった。
たまに一緒に食事したりお互いの出来事を話そうと。

私は承諾した。友人としてなら一緒にいてもいいのかなと。
もちろん触れ合う事はないけど。

別れて9ヶ月後に初めて友人として食事した。
久々に会ったとは思えないぐらい何でも話せたし楽しかった。

そんな時に彼から「今、離婚の準備をしてる」と聞いた。
内心凄くビックリしたけど平静を保った。

事情を聞いてみると家庭内が上手く行ってないとの事。

「待っててとは言わないけど離婚したら迎えに行く」と。
仮に私に彼氏ができたとしても奪うからと言われた。

彼にもこんな気持ちがあったんだとビックリした。

今もたまに連絡が来るが離婚の話し合いが進んでるそうだ。

もし仮に彼が離婚して私に会いに来てくれたらまた友人からスタートしようと思ってる。

彼は大切な人だから…

M・W 埼玉県