不倫であれ普通の恋愛であれ、別れるには相当のパワーが必要になってきます。
付き合い始めた頃に発生していたプラスの喜びパワーが、別れには二倍のマイナスパワーとしてやってくる、といった感じでしょうか。
別れるという事は、精神的にもかなり辛い作業です。
それをどうそれを乗り越えるか。
別れと復縁を繰り返さないための5つのステップをお伝えします。
1 揺らがない決心ができるまでは別れない
不倫の関係は、よりが戻りやすいと言われています。
とくに、女性側が感情のまま別れを切り出してしまった場合、復縁してしまう率は半数にも上るそうです。
不倫の根っこにあるのは浮気です。
不倫男性からしてみると、彼女は浮気をしている相手という事もあり、最初から罪悪感を持って不倫をしています。
悪いなと心のどこかで思っているので、彼女が音を上げ別れたいと言えば応じますし、復縁したいと願えば応じたい気持にとなります。
男女ともに依存性の高い不倫
不倫で得た高揚感は、なかなか忘れる事ができません。
脳内麻薬ともいわれる不倫は、別れた直後は禁断症状が強く、かなり苦しみが襲ってきます。
中途半端な決意で別れを切り出してしまうと、たちまち後悔の渦に飲まれてしまいます。
結果、復縁を願うことに。
一度復縁してしまうと、何度でも別れと復縁を繰り返してしまいます。
せっかく決意をして別れを切り出しても、つらい禁断症状時に「復縁」という逃げ道に再度走り出してしまいます。
逃げ道を作ることなく、別れは一本道を歩きましょう。
2 自分の状況を客観的に分析する
不倫を始めたきっかけから、今に至るまでの過程を全て書き出してみましょう。
そして、その状況を客観的分析してみましょう。
凄く優しく、とても愛してくれた。
=付き合う最初は、誰でも優しく愛してくれる。
=彼だけが特別なわけではない。
=特別な事ではない。
=キミとは遊びだから愛していないよ、という男の方がどうかと思う。
・妻より先に会っていたら。
・子供が成長したら。
・離婚を話し合うチャンスがあれば。
=よく考えてみれば、ただのタラレバ話だ。
=実際は行動に移してはいない。
=期待を持たせて繋ぎ止めたいと考えていたのだろう。
〇月 再度約束を破られる
私はとても悲しく、その思いを伝えた。しかし、二度も約束を破る行為をした。
=彼は私との約束を軽く見ている。
=人としてどうなのだろうか。
聞かされることにより、私がどういった気持ちになるのか、彼はまったく理解をしていないようだ。
=相手の気持ちを考えない無神経な人。
=忙しいという理由で、連絡数が減る
=連絡を怠っても、私は離れないという自信があるのだろう。
=たまに連絡を取りたいだけの関係を望んでいる。
=私はそれほど都合の良い女ではない。
などです。
なんて自分勝手な男なのだろうか、と怒りを覚えるかもしれません。
よくこんな男を想ってきたな、と不思議になるかもしれません。
今までの過去を客観的に見て、友達がそういう状況ならば、なんとアドバイスをするか考えてみて下さい。
決意が揺らぎそうになった時は、これを読み返し、書き足し続けてください。
3 別れを決めたら、良い人間を演じる必要はない
最後は良い印象で終わりたい、と誰しもが思います。
しかし別れる時は、悪役になる覚悟を持ちましょう。
悪い印象で終わりを迎える事により、復縁というエンドレスの不倫地獄を迎えずに済むからです。
よく一般的に、スムーズな別れをするには、責任を相手に擦り付けてはいけないと言われます。
別れるきっかけは、彼のせい。
私は悪くない。
寂しさに耐えられなくなった。
これらは、相手を悪役にして終わりたいという気持ちが働くからです。
自分のせいにされた相手は、悶々と悩むことでしょう。
反省もするでしょうし、逆に遺憾な気持ちにもなるでしょう。
ですが、相手に非があるとした別れの場合、改善をするという理由で復縁してしまう可能性が高くなってしまいます。
・愛情が冷めて付き合うのが嫌になった。
・こそこそ付き合うのが面倒になった。
・他に好きな人ができた。
・時間の無駄だと思った。
・好きでもなんでもない
などなど。
本心はどうであれ、不倫を終わらせる時は、自分の心境の変化だと伝えましょう。
誰からも好かれる人間になる必要なんてありません。
ましてや、別れる相手から好かれよう、なんておかしな話です。
後腐れなく終わるためにも、悪役になる勇気を持ちましょう
4 じっくり話し合わず、さっさと終わらせる
不倫関係を続けていると、どうしても相手に合わせる癖が身に付きます。
日ごろから我慢の連続を続けているせいで、つい遠慮しがちに。
せっかく別れを切り出したのに、話し合いが始まれば丸め込まれる可能性も高くなります。
別れを決意したら、さくっと済ませましょう。
長引けば長引くほど、別れにくくなります。
メールでさっさと終わりを告げるのも良いでしょう。
復縁は絶対にない旨を伝え、さよならの後は勢いに任せて連絡先を削除しましょう。
もし彼の連絡先を削除できないのであれば、なぜ別れを決意したのか、その理由をしっかりと思い出して下さい。
連絡先を削除するという行為は、勢いがなくてはなかなか出来るものではありません。
人はそれほど強くなく、どうしても戻る道を残しておきたいものです。
戻る道が用意されていると、何度でも同じことを繰り返してしまいます。
一度で済む苦しみが、二度、三度と続くのです。
これを乗り越えられると、必ず一歩が踏み出せます。
自分の待つ未来のために、勇気を出して削除をしましょう。
5 別れは新たな一歩の始まりと考える
別れを切り出す側は、どうしても罪悪感に苛まれてしまいます。
相手を傷つけてしまう。悲しませてしまう。
さよならは、言われる方も辛いが、言う方も辛いのものです。
ですが不倫関係において、別れを切り出すのに罪悪を感じる必要はありません。
別れは不倫関係の解消であり、互いに普通の生活に戻るために必要な行動なのです。
真っ当な道への再出発を切るため。そう心から思えるようになると、すがすがしい気持ちで不倫から卒業をすることができます。
ただ注意したいのが、別れた直後に襲ってくる悲しみです。
新たなスタートを切りたいけれど、別れた直後は必ず悲しい気持ちに襲われます。
彼の声を思い出すことでしょう。
笑い方、優しさ、楽しい思い出。
想い出せば出すほど、苦しくなってしまいます。
この苦しさの正体は禁断症状というものです。
不倫時に覚えた高揚感や優越感、スリルという興奮が忘れられず、心と脳が過去の興奮と必死に戦っている苦しさなのです。
不倫依存から抜け出るために、避けては通れない道だと覚悟してください。
逆に言えば、時間が悲しみを消してくれるということです。
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